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しじゅうから古典&連句九月度オフ会について
古典&連句のみなさま:この九月のオフ会は定位置の「みやけ」にて開催されました。
出席は、とよちゅうからひだり回りでピギーさん、みるくさん、ヒロさん、くれちゃん、skmさん、
はるかさん、やまちゃん の8名でした。今回は、連句の投稿数が一つでしたので短時間で終わりました。古典の部では、徒然草の14段で作者の生きた時代の歌は、往昔(古今時代)に比してことごとに情趣の欠けた表現の歌がおおくなったと作者はいいます。これは、いつの時代でも 同時代についての自己批判ではありますが、確かに 古今集は平成の現代にいたる長い日本の美学の源流となったものと考えられます。たとへば、「花札」のテーマの「花と動物のセット」さへ その源流は古今集の花鳥風月に源流があり12か月を表しているのです。西洋のトランプと比較してみてください。文学が日本人の生活に密接に結びついているのがわかります。百人一首に至っては世界に誇れる庶民文化です。
次に宇治拾遺物語から「稚児のそら寝」を やまちゃんの名解釈で読みました。この物語の成立は平安末期の院政時代のものですが、扱われている題材には現代にも当てはまるものがあって、しかも、今回は幼い稚児の大人びた「行い」だけに大変共感するところが多いと思います。(とよちゅう)

by koten-renku | 2017-09-24 00:35 | 古典のページへ | Comments(0)
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